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ところで現在は軽快車(小径車)の7速化は結構ハードルが高いみたいです。というのも技術的に難しいのではなく、金銭的に見合うか非常に疑問が残るからです。それというのも小径車ファンの間では有名な話ですが、現在小径車に良く使われる部品の多くが生産中止になってしまい、安価に改造する事が難しくなっています。
特に致命的なのがボスフリーのスプロケットです。軽快車に多く使われるボスフリーの7速スプロケットが軒並み製造中止になり、入手性が悪くなったのと価格が高騰しているからです。我がFD2000Sもカセット式のスプロケットは使えないので、どうしてもボスフリータイプが必要です。
先ずは問題点の洗い出しです。
小径車特有の問題としては、何といっても漕いでも漕いでも進まないというものだと思います。先ずはFDM26のクランクを流用して、クランクは48T・リヤスプロケットは14-22Tとなっています。オリジナルではクランクが44Tでしたから、フロントが48Tになっている事で随分と改善されています。この状態で20×1.95のタイヤで進む距離は以下の通りとなります。
1速 5.36m
2速 4.69m
3速 4.17m
4速 3.75m
5速 3.41m
6速 3.13m
これだと平坦な路面で1速でもかなり足が余ってしまいます。そこでトップを上げたいのですが、現状ではスプロケットが中々無い・・・。
で、まずはリヤスプロケットの交換(7速化)を検討します。
トップ11Tを採用したMF-HG50は現在(2008年11月)ヤフオクでは高騰を続けているようで、1万7千前後で取引されています。こんな値段出して買うのもバカらしい(車体と同じ値段してしまいます)ので、トップが13TのMF-HG37を検討しますが、此方も生産中止なのか高騰しつつあり、2008年11月現在でおよそ5000円前後と結構高額なようです。オクをチェックしていたところ偶然サンツアー製の7速スプロケットが即決で出ていたので、コレをゲットしました。これで13-28Tの7速となり、48Tのクランクと組み合わせて進む距離は以下の通り。
1速 5.77m
2速 5.00m
3速 4.41m
4速 3.95m
5速 3.57m
6速 3.13m
7速 2.68m
スプロケットの7速化とトップ13Tにより、かなり改善されました。しかし、トップはまだまだ上げられそうです。
そこで次にクランクの大径化(52T化)を図ります。
リヤがこれ以上増やせないならフロントだ!という事で、現状の48Tから52T化です。ちょうどDAHONのクランクがオクに出ていたのでコレも無事落札します。これでクランク52T・リヤスプロケット13-28T化により進む距離は更に以下の通りとなります。
1速 6.26m
2速 5.42m
3速 4.78m
4速 4.28m
5速 3.87m
6速 3.39m
7速 2.90m
最初に比べると7速化によるクロスレシオ化、トップのギヤ比が13Tによる高速巡航が可能になります。これで7速全段をより有効に使えそうです。実際に会社から自宅まで30kmを走ってみた感想ですが、随分とギヤ選択肢が増えてケイデンスを一定に保ちやすくなりました。
駆動系に関しては、これで当分弄る必要は無さそうです。

